第2話 執行官って誰?の巻
- 2014年07月05日
- 競売物語
東京から帰ってきて、裁判所の「執行官」という人に電話してみました。電話した感じでは柔らかな感じで、早速契約状況などを知りたいので、会いに来るとの事。
会社の顧問弁護士さんに電話で相談したところ、何でも話してあげてくださいとのアドバイスなので、会う事にしました。
ここまで読んでも何のことやらさっぱりだと思うのですが…この時「執行官」は、競売物件の調査をしていました。つまり私の住んでいる家がどんな状況で、権利関係がどうなっているか、等を競売に入札する人に情報提供する元の情報を集めていました。
その執行官が私の会社にやってきました。私の家は借り上げ社宅なので、契約者は会社。そこから私は「またがり」しているという状況です。
その時の話では。まず契約書のコピーを下さい。あと家の中を調べさせてください。というお願いでした。
で、ねほりはほり聞きました。まとめると。
Q.契約書は当事者間のものだから見せないという選択肢はないの?
A.契約書のコピーを取らせないという選択肢はない。(権利者は自分のの権利を主張する義務がある)無視すると罰則がある。(ひえぇ〜)
Q.私のプライバシーは見られたくないから実況検分を拒否してもいいの?
A.家の中の実況検分をするのは強制執行なので、開けなくても鍵屋などを使ってあけてでも実行する。
あとは、豆知識的に
・競売の申し立てをしたのは、平成9年(家が建ったとき)から抵当に入っている。競売の申し立ては去年の年末に行われた。
・賃借権は平成16年から弱くなって、新しいオーナーが立ち退きを求めたら賃貸契約には関係なく、半年以内に明け渡す必要がある。ただしその半年は家賃を払う事。
・敷金は元のオーナーとの話し合いになるが、普通は支払えないケースが多いのではないか(すぐにでも家賃の支払い止めたほうがいいかも…)
・競売は5月ごろのスケジュールに載る予定なので、新しいオーナーが決まるのは7月頃。なのでそこから半年で立ち退く覚悟をすべき。
・実際競売にかかったかどうかは住人は権利者ではないとみなされるので、連絡はいかない。
・しかし、入札する予定があるのであれば希望をすれば連絡をくれるかもしれないので、その希望はあったことを記録しておく。
という事に。
なんのこっちゃらさっぱりですけど、なんかヤバそうです。